「融資制度はどうなっているか」
農業を始めるために、準備資金としては
- ・開始資金(始める時に必要な設備や農具など)
- ・運転資金(続けていくのにかかる経費)
- ・生活資金(収入が十分に得られるまでの生活費)
が必要になります。
農業を始める前に、計画を立てて、どのくらいの費用がかかるか
計算をして営農資金を準備します。
しかし、どうしても資金が足りないという場合は融資制度を利用しなければなりません。
しっかりと農業研修を受けて、市町村より「認定就農者」と認められれば
通常の事業より有利な(低利で長期の)融資を受けることができます。
一例として、農業近代化資金というものがあります。
農産物に関する施設・果樹・家畜の改良・更新に使う資金に利用できます。
・借入限度額
個人1,800万円(知事特認2億円)となっています。
・融資率(上限)
総事業費の80%です。20%は自己負担となります。
借入期間
原則ですが、借入期間が17年以内で据置期間(支払いの猶予期間)5年以内です。
例えば、果樹園をしようと大きな設備と多数の苗木の仕入れをする場合
2250万円の費用がかかると、その80%の1800万円を借り入れることができます。
5年間は返済は猶予されて6年目から12年かけて返済するようになります。