「北海道で農業を始めるには」
他の県との違いは、
- ・広大な田畑(規模の大きさ)
- ・酪農が盛ん
- ・離農場所の居抜き
でしょう。
田畑が広大であることは、誰もが想像できることでしょう。
そのスケールメリットも理解できるところです。
しかし、規模が大きいため、どうしても機械化は不可欠です。つまり大資金が必要です。
また、冬場は植物が育ちません。夏が勝負になってきます。
北海道農業担い手育成センターでは、研修・居住・農業経営・資金などの支援が用意されています。
例えば、研修支援ですが、北海道内での新規就農者向けの研修受け入れ市町村の紹介があります。
研修期間は2年以上が基本になっています。農業普及センターや役所の農業担当課や
農業委員会、農協と連携して進めていく必要があります。
また、一部の市町村には住宅補助や家賃保障など、住居や生活の一部に対して補助金が支給されます。
だいたい、家賃の2分の1で、上限が1万円~2万円が多いです。
北海道では、畜産・酪農のイメージがとても強いですが、研修では稲作や野菜も多いです。
冷涼な夏に、他では春秋にできる野菜を作って、時期違いの作物を全国へ出荷できます。
畜産・酪農は売上も大きいですが、初期投資が莫大です。廃業したところを居抜きで譲り受けると
大幅に初期の経費が少なくて済みます。
このように北海道では、他の県とは違った環境や農業経営で、農業を始めることができます。
畜産・酪農は年中の仕事ですが、稲作・畑作は夏場が勝負です。
まずは、北海道の気候や地域性を知るために、農業体験や農業研修から入るのが無難です。