農家とサラリーマンの比較(労働時間と仕事)

農家とサラリーマンとを比較してみます。
次に、労働時間と仕事に関してです。
就業者(サラリーマン)の年間の平均労働時間は、1728時間となっています。
(参考までに、アメリカで1787時間、ドイツで1413時間)
では、農家の労働時間は?
一例ですが、イチゴの施設栽培(ビニールハウスなど高度な設備と技術で管理された栽培)では
2092時間となります。
兼業ではなく、専業で生計を立てるとなれば
野菜の年間労働時間は2767時間、果樹では2616時間となります。
やはり農業の労働時間はおおむね長くなるようです。
ただ単に、労働時間を挙げましたが
サラリーマンのように、決められた時間と内容でする仕事と
農業のように、自分で考えた計画でする仕事では
働く時間中のやる気や意欲は全く違います。
その辺りは、想像してもらえれば分かるでしょう。
仕事内容となると、 サラリーマンは就職した会社の業種と所属部署の職種によります。
配属された部署で、会社や上司に決められた仕事をこなすことになります。
主にデスクワークや外回り(営業・運送など)、店舗での販売になるでしょう。
さて、農業はどうか?
一般的なイメージでは、田畑をトラクターで耕したり、作物を手作業で収穫したり、でしょう。
確かに、ほぼ屋外での仕事となります。
農機具や農業機械を使って、作物を収穫・運搬したり。
土木建築に近い仕事も多いかもしれません。
ただ、生き物を育てる仕事なので、生育状況や天候・日照により仕事時間は大きく変わります。
農業は、サラリーマンに比べて長時間労働になりがちです。
また、外の仕事がメインなので天候に左右されやすく、自己判断が必要です。
本当に、農業という職種が好きで、自制できる人に向いていると言えます。
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