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中高年の農業再就職

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「中高年になって農業を始めるのは?」

 

長く会社員をやって、第2の人生を田舎に移って農業を始めようとお考えの方。

また、会社の倒産や人員整理(リストラ)で止む無く転職先として農業法人をお考えの方。

 

年齢的に農業ができるか、考えていきます。

各課題を見ていきます。 

 

・肉体的労働に耐えられるか

農業をするのに、どうしても重いものを持ち上げたり、運んだりする場面は

多いです。ただ、現在の農業は高齢化で60代、70代は普通に働いています。

最初は高齢者にも劣るくらい仕事ができないかもしれませんが、農業を始めて

1年2年すれば慣れてくるでしょう。

農業では、ある程度はトラクターや運搬車などの農業機械のお世話になります。

農業収入を十分に得るためには、機械を使いこなすくらいでなければ

十分な生産ができないでしょう。

また農業では、かがんだ姿勢が多かったり、長時間の作業がかなりあります。

腰痛や肩こりで身体を痛めている高齢者が周囲には多いです。

 

 

・低収入の生活や初期投資(就農する際の預貯金)

都道府県や市町村で、就農支援がありますが

ほとんどの場合、年齢制限があります。

今もっとも注目がある、『青年就農給付金』は、就農時に45歳未満です。

県では、青年向けとは別に、中高年向けの農業支援金があります。

ただ、この中高年というのも45歳以上65歳未満という条件が多いです。

更に、給付金や貸付金が青年より低くなっています。

 

・それまでのスキルの応用(営業・販売先、農業機械の操作・修理)

これまでの会社員での貯蓄があったり、

これまでの人脈を使った資材購入は販路開拓など

新規就農では有利な点があると思います。

もし、今されている仕事を続けるにしても

仕事で関わる人は大切にした方がいいです。

将来の転職や、独立開業の際に、頼りになる方が

いるかもしれません。

 

・田舎(地域)の受け入れ

家族で地域に移り住むことで、地域行事に参加することも期待され

お子さんがいれば、尚、地元の学校入学も期待されます。

地理的条件が悪ければ、空いている農地は多いです。

過疎高齢化が進んでいる地域では、現役世代がとても少ないです。

夫婦やお子さん連れでしたら喜ばれますし、

これから農業をしようとされるくらいですと

その意欲を買われて、地域の活動参加も期待されます。

農作業に支障がないよう,ペースを作る必要があります。 

 

・農業生産法人への就職

 農業生産法人の求人では、年齢不問・資格不問とある場合でも

経験者や、肉体労働をさせてもできる人に期待して採用します。

同じ日給や時給で働いてもらうなら、雇う側としては

若い人、長く続けられる人、農業経験者を選ぶでしょう。

 

もし、トラクターやコンバインなどの操作スキルがあったり

収穫コンテナや米袋の、重いものを運ぶことができる体力があれば

更に、既存農家や農協・普及所のアドバイスに素直に耳を傾けられれば

 人のツテを頼って就職かパートで仕事をすることができるでしょう。

農業法人とはどんなものか

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正式には、「農業生産法人」と言われるものです。

かつては、複数の農家が集まって経営体を作ることが普通でしたが

近年では規制が緩和されて、企業の農業参入が進んでいます。

 

・・・簡単に言うと、農業法人とは農業をする会社です(そのままですが)。

 

農業をしたいけど、個人ではなく仲間と、収入を得ながら、という人には

農業法人への就職という道があります。

 

農業法人は企業ですから、利益を上げなければなりません。

個人農家とは違って、農地や農業機械の規模が違います。

私の知っている農業法人も、県内に何ヶ所も広い農場を持っていて

キャベツやタマネギを大量に生産し、大型トラックに荷積みして都市部へ走っています。

そこで働く従業員の方と接したことがありますが、作物の栽培収穫・トラックの運転・フォークリフト操作など

役割分担があり、また免許や技術により担当する作業が割り振られます。

仕事は農作業だけではなく、農場や倉庫での機器や農業機械の管理、輸送、販路開拓の営業と

普通の企業と、特別変わったものではありません。

 

また、別の県内の農業法人は、野菜と果樹の農場を持っています。

1度だけ見学に行ったので、全体を知っているわけではありませんが、耕作放棄が進んでいた果樹園を

次々と借り上げて、無農薬で栽培し、量産した果樹を都市部への販路を作って、拡大していきました。

従業員は基本的に住み込みで共同生活をして、後々は畑を任されて独立を後押しする仕組みでした。

無農薬のため、近隣の慣行農法(通常の農薬散布を行う農業)の農家とは

始めた頃には認められず非難されたようです。

初期の理想や探究心の強さで、有機農業(無農薬の農業)をしたいと志した人たちが集まった会社でした。

 

農業企業の待遇はどの程度?

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農業を始めたいけど、資金が足りない・費用や経験が整ってから、という方も多いでしょう。

農業という自営業は、初期投資が多大でありながら所得は直ぐに出ないし、天候などに左右されやすいです。

 

そこで、農業企業つまり農業法人へ就職する道を模索する人もいるでしょう。

今は多くの企業が農業分野へ進出しています。求人は探せばかなりあります。

 

気になるのが、待遇です。

給料はいくらか、休日はどのくらいあるのか、労働内容は?

 

おそらく、都市部や街で働いている方からみれば、良くないです。

月給では10数万円くらい、20万円に届かない求人が多いでしょう。

地方なら一人で暮らしていけるレベルですが、家族を持てば研修と割り切って、となります。

 

休日も、月に4回か5回、週休1日程度が多いです。

農繁期・農閑期と忙しい時期と作業があまりない時期はどうしてもあるため

休日の増減はあるでしょう。

 

労働内容は、農産物の栽培はもちろん、出荷のためのトラックの運転や

農業機械の整備、出荷の梱包(箱詰め)、直売所の運営など生産から販売まで多岐に渡ります。

 

以上の話から、どうしても待遇が悪いと考え勝ちですが

雇う側からすると、売上から人件費を出すのは農業ではとても大変です。

また、地域の大きめの企業と同じくらいの給料を出す優良な農業法人も少しながらあります。

規模の大きさもありますが、販路がしっかりしていて

利益を上げている農業法人なら年収に期待できるでしょう。

ある企業では、社員の年収が300万~500万円というものがあります(求人があるかどうかは分かりません・・)。

 

何より、今仕事をしているのでしたら、その会社や店がどのくらいの売上があり

人件費がどの程度使われているか、経営者目線で学んでおくのも役に立ちます。

農業の求人はあるのか?

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農業で求人はあるのでしょうか?

ハローワーク(職業安定所)でも求人情報でもたくさんあります。

正社員、パート・アルバイト、派遣社員と形態もさまざまですし 雇用期間も数日から、あります。

主に、路地野菜や果樹など労働力が多く必要とする農園や 今後の経営のパートナーを必要とする農園があります。 将来的に独立することを支援する農園もあります。

 

農業求人サイト「農家のおしごとナビ」というのがあります。

(ホームページ) http://www.agreen.jp/

各地の現在の求人が載っています。

農業体験やイベントも掲載されており、敷居が低いです。

 

逆に、応募するのよくを考えた方がいい会社もあります。

特に正社員として農業法人に就職する場合ですが

・各種保険が完備されていない

 雇う側の企業には社会保険に入らないといけません(法的に義務があります)

・採用条件と大幅に違う

 通常の就職でもそうですが、勤務時間や給与天引きなど変則的なことはあるでしょう。

 しかし、事前に分かることは話し合っておくべきです。

・研修名目でただ働き

 研修期間は給与がない、となれば問題です。どんな規定があるか確認しましょう。

・会社の本業は何か

 これ自体は問題ではないですが、もともと土木建築業だったり

 他の業種の会社が農業事業を始めることが多いです。

 会社の事業となれば規模が大きいので有利ですが、素人集団であれば事業が続かない

 可能性があります。実績など会社の経歴も確認しましょう。

 ・仕事内容を確認

農業をする企業、団体は、農作物の栽培だけとは限りません。

作物を出荷・輸送して販売したり、加工・製造を行ったりする会社もあります。

また、レストラン経営や直売所の運営で、調理・販売の仕事もあります。

求人内容や会社の事業内容を把握しておきましょう。

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