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サラリーマンと農業、それぞれの始まり

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サラリーマン、農業のそれぞれの始まりについて考えて見ます。

サラリーマンになろうとするには
学校を卒業する前に就職活動をして、希望企業にエントリーして
適正検査や筆記・面接の試験を受けます。
転職の場合は、ハローワークへ通って、紹介を受けて、企業の試験などを受けます。

そうして、採用してもらってサラリーマンになります。

さて、農業はどうやって始めるのでしょうか?

・親や親戚が農家をしていないとなれないのか。
・後継者になららないと農業ができないのだろうか。
・農業大学校や農業高校、農学部を出ていないと無理だろうか。
・一定の農業研修を受けないと農家になるチャンスがないのだろうか。
・もしかして、だれでもいつでも農家であると宣言できる。

実はどれも間違いです(笑)。

農業の勉強や研修はしていた方がいいでしょうが、絶対必要ではありません。
親や親戚に農家がなくても関係ありません(後継ぎなら簡単です)。
だれでもいつでも農家になれるわけではありません。

農家になるための要件としては
・農地の確保
・農業委員会の許可(農地に関して)
となります。

農地を購入(又は賃借)できるところを探して、農業委員会から購入(賃借)を
許可されれば、農家となることができます。

ただ、誰かの農地を借りる話ができて、そのまま農業委員会に行って
「許可してください」って言うだけだと、まったく説得力がないので
農業研修などの実績や計画書の提出などが必要になってきます。

サラリーマンが農業をすると・・・

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サラリーマンとして会社で働くと
例えば、8時に出勤して、会社で仕事をして
昼1時間の休憩があって、17時に終業、または数時間の残業があったり
となります。

 

そこで、仕事内容が農業だとすると・・・

夏場は作物の生長も早く、昼間の時間が長いです。

そのため、炎天下の作業は危険でもあり、昼休みがとても長くなります。
涼しい早朝と夕方が主な労働時間となります。

時間が不規則になりますし、労働時間が長くても残業代が出ることもありません。

 

サラリーマンとして
朝5時に出勤して、太陽が昇って昼前まで農作業
11時から15時まで暑いため屋内で休憩・仮眠
晩は19時まで、やや日が傾いて日没まで農作業
となると朝は早く、夜は遅く、昼間の休憩がもったいない、となり
大変不規則な生活ですし、モチベーションの維持も厳しいです。

サラリーマンの勤務時間で「農家の働き方」をするのはとても難しいですね。

 

また、仕事の流れも違ってきます。

サラリーマンでしたら、その会社の一員として、分担・協力して
仕事をすることになりますが、特に個人農家では夫婦家族のみで
農作業を完結するので、全部の部署を掛け持ちです。

畑を耕し、畝を作って種を蒔き、肥料農薬を使って、収穫し出荷する。
この一連の作業ができて、ようやく売上(所得・収入ではありません)になります。

売上から経費を引いた金額が、所得となります。
このような経理の仕事も、会社だと担当の部署でしますが
農家では個人でして、納税の申告もしなければなりません。

 

サラリーマンのように専門性で、農家をするのは難しいです。

社内のルールや時間で仕事をするのと違って

自然や作物に合わせて、するべき仕事を変える必要が、農家にはあります。

農家とサラリーマンの比較(労働時間と仕事)

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農家とサラリーマンとを比較してみます。
次に、労働時間と仕事に関してです。

就業者(サラリーマン)の年間の平均労働時間は、1728時間となっています。
(参考までに、アメリカで1787時間、ドイツで1413時間)

では、農家の労働時間は?

一例ですが、イチゴの施設栽培(ビニールハウスなど高度な設備と技術で管理された栽培)では
2092時間となります。

兼業ではなく、専業で生計を立てるとなれば
野菜の年間労働時間は2767時間、果樹では2616時間となります。

やはり農業の労働時間はおおむね長くなるようです。

ただ単に、労働時間を挙げましたが
サラリーマンのように、決められた時間と内容でする仕事と
農業のように、自分で考えた計画でする仕事では
働く時間中のやる気や意欲は全く違います。
その辺りは、想像してもらえれば分かるでしょう。

仕事内容となると、 サラリーマンは就職した会社の業種と所属部署の職種によります。
配属された部署で、会社や上司に決められた仕事をこなすことになります。
主にデスクワークや外回り(営業・運送など)、店舗での販売になるでしょう。

 

さて、農業はどうか?

一般的なイメージでは、田畑をトラクターで耕したり、作物を手作業で収穫したり、でしょう。
確かに、ほぼ屋外での仕事となります。
農機具や農業機械を使って、作物を収穫・運搬したり。
土木建築に近い仕事も多いかもしれません。
ただ、生き物を育てる仕事なので、生育状況や天候・日照により仕事時間は大きく変わります。

 

農業は、サラリーマンに比べて長時間労働になりがちです。

また、外の仕事がメインなので天候に左右されやすく、自己判断が必要です。

本当に、農業という職種が好きで、自制できる人に向いていると言えます。

農家とサラリーマンの比較(収入)

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農家とサラリーマンとを比較してみます。
まずは収入です。

サラリーマンの平均年収は、現時点の最新データでは平成24年ですが
平均408万円
ということです。

ただ、この数年前までと比べると数十万円も少なくなっています。
高額所得者も含まれているので、感覚より平均は高くなっているはずです。
男性では300万円台がもっとも多くなっています。

それでは、農家はどうでしょうか。
正式なデータはないのですが、ある雑誌の記事より(2009年)。
個人農家・農業法人役員と社員の約2500人の年収は
平均348万円
でした。

こちらも差は激しく、半数は300万円以下で
全体の5パーセントが1000万円を超えています。
最高が1500万円の個人農家や
社員平均年収が857万円という会社もあるようです。

会社もいろいろなら、農家・農業法人もいろいろということでした。

農家の収入だけで考えると、農家になるというのは単なる就職や転職としては向かないでしょう。

 

しかし、農業をしたい、農家になりたいという職業に対する興味・こだわりがあれば

後は農作業や農業経営をしっかりとして、生計を立てて生きていくことができます。

収入だけで農業を選ぶことは難しいと考えます。

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