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農家の収入の実態

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普通に、農家の収入を調べてみると、「農家の総所得は466万円」という数字がでました。

サラリーマンの平均年収は、430万円(2010年)ですが、単純に比較すると

サラリーマンより農家の方が、多く稼いでいる、と思ってしまいます。

 

しかし、実際には農家には兼業農家がたくさんいます。

つまり、サラリーマンや公務員をしながら、週末などにできる稲作をしたり

家族のうち、祖父母と妻が農作業で野菜をして、夫は勤めだったり、というケースです。

農業の所得よりサラリーの方が、多い場合が大半です。

 

では、専業農家の年収でみてみましょう。

現代農業という農業関連の月刊雑誌がありますが、そちらからの引用です。

ある、新規就農者は3反(30アール=3000平方メートル)という、農家としては小さい面積で

農業を始め、自宅に加工場や店舗を備えて、初期投資を最小限に抑えています。

この方は、無農薬野菜を作って、それを漬物にする加工をしました。

また、野菜セットの販売と、無農薬野菜に合う自然食品・調味料を仕入れての販売をしました。

特に漬物にはこだわって、研修に行ったり研究を重ねたり、お客様目線でよい商品の開発に取り組んだそうです。

4年目に売上700万円を達成して、ようやく農業所得だけで生活ができるようになり

現在は、売上1200万円、年収600万円で家族5人を養えるようになっています。

農家の生活費(サラリーマンとの比較)

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街(都会)でサラリーマン生活するのと、田舎(地方)で農業生活するのとを比較してみます。

街だと、家賃・光熱費・交通費・食費・遊興費・教育費などがかかります。

特徴としては、街の方が家賃が高いでしょう。公共交通機関のみだと交通費は安くなります。

逆に田舎では、家賃は低く、自家用車は必須なので交通費が多くなります。

 

さて、生活費ですが、農家となれば自営業です。

※ここで、「収入=売上ー経費」という計算式は覚えておいてください。

 

生活と仕事が密接なので、他の自営業と違ってくるところがありますが

仕事で使う分は経費とみなせます。

作業服・長靴・合羽・帽子などの衣類は作業用衣料費

また、農業に関する書籍や新聞・観光分を含まない視察は研修費

仕事で使う切手や電話代は通信費

農業関係でのお付き合いは接待交際費

仕事で使う車両・倉庫などの家屋の修理は修繕費

仕事で使った分の電気代・ガソリン代・重油灯油代・水道料は動力光熱費

という具合です。

 

サラリーマンであれば、通勤手当や制服貸与、出張費の支給、携帯電話貸与などに相当します。

自営業では、いろいろ経費で落とすことができる、と言われますが

サラリーマンは、その経費分を会社に負担してもらっている形です。

自営業では、自分で売上や経費を作って計算しなければなりません。

 

このように、街でのサラリーマン生活と比べると

田舎で農業をするのは、ある程度を経費の部分があり売上から差し引くことで

生活費が抑えられる可能性があります。

農業を始める時の資金額は?

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よく農業を始める時は、用意する資金が1000万円は必要と言われます(大雑把ですが)。

なぜでしょうか?

 

確かに、農業機械や農機具を購入するときは、数万円から数百万円とかかります。

トラクターは300万~600万円、動力噴霧器50万円(乗用防除機400万円)

※乗用防除機:小さいトラクターサイズで、後ろからファンを回しながら農薬を拡散させる農業機械※

 

稲作だと、田植え機・コンバイン・乾燥機・保管倉庫などで2000万円です。

主な農業機械は、こんなにも高いです。当然維持費が別にかかります。

 

でも、中古でいいから安いもの、あまり高い機械は使わないでする、など考えそうです。

クワやスコップ、小さい中古の耕運機、草刈機などあれば、何とかできそうでは?と。

家も、空き家で家賃がほとんどかからないところでもいい

畑も、耕作放棄地で管理するからタダで借りられるところ・・・。

軽トラックも、中古車を探せば数万円で済ます。

 

 農機具も畑も、パフォーマンスが悪いとそこから生み出される作物もなかなかいいものができません。

畑の土壌改良にも時間がかかり、農機具・農業機械も不具合が多発して仕事にならず

収入以上に、修繕費・修理費など経費が重くのしかかって来ます。

 

そのような多額の初期投資を抑えつつ、必要なものを揃えるために必要になってくるのが

農業を始めるまでの研修での人脈であり、農業大学校や地域の役場・農業委員会・有力農業者

・農協との関係やそのツテになるでしょう。

例えば、路地野菜なら乗用トラクター(歩行管理機)や軽トラック、動力噴霧器などが

大きな出費になりますが、それらを良い状態の中古で手に入れれば

100~200万円くらいになるでしょう。

大きなハウスや作業倉庫などは軌道に乗ってからで、既存の建物や安く手に入る資材で

仮設で用意するくらいにしておくのがいいです。

 

初期投資では、最低限必要なものは、新品でなくていいのですが長持ちできるくらいの品質の

機械を入手して、売上を見ながら農具・農業機械を買い足していきましょう。

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