高級品を作るイチゴ農家

高級イチゴは高い!!
最近、高級イチゴの話題がたびたび放送されていました。
1パックが3000円や、5000円やという値段も見られます。
贈答用などですが、普通1パック数千円もなかな出せないですよねー。
中身の大きさや甘さもすごいんでしょうが、パッケージや化粧箱もいいんでしょうね。
こちらの直売所で見かけるイチゴは、だいたい1パックが、300円くらいから売っています。
たまに、お土産で買って行ったり、買ってくれたり。
イチゴはかつては、とても収益性が高く、産地が偏っています。
有名なのが、
栃木県の「とちおとめ」「スカイベリー」「女峰」
福岡県の「あまおう」「とよのか」
などでしょうか。
他にも静岡県、熊本県などの生産が多いようです。
イチゴの施設栽培
では、イチゴの施設栽培農家は、どの程度の収入があるのでしょうか。
気になりますね(笑)。
設備にお金が掛かり、初期投資は2億円とも聞きます。
ある試算があったので、簡単に載せます。
(これならできるかも、って勘違いはしない方がいいかもですが、)
経営の試算
10アール(1反)当たり
4500キログラムの収穫
単価キロ950円
販売額 427.5万円
経費 277.3万円
所得 150.2万円
10アールというと、テニスコートが4面くらいになります。
その中で、ちょこちょこと作業をずっと続ける感じですが、かなり広いです。
露地野菜や稲作で、乗用トラクターを乗り回すのとは、訳が違います。
また、収穫量が4.5トンです!!
これは、ある程度の栽培技術があって、です。
毎日収穫しても、1日12キログラムになります!!
イチゴを1つ1つ・・・傷がつかないように。
高設栽培施設費 240万円/10アール(設備や資材のみで、自力施工)
年間の減価償却 21.6万円
この施設の費用は、かなり低く見積もっているようです。
ハウス栽培で、暖房や自動開閉の設備での農業は、初期投資が2億円とも聞きます。
この10アールで240万円というのは、鵜呑みにしない方が・・・。
そして、このイチゴには、暖房での灯油代がとてもかかります。
クリスマスシーズンに出荷するため、頑張って暖めます。
イチゴ農家の労働時間
では、イチゴ農家はどのくらいの労働時間が必要なのでしょうか?
これも、農家によって全く違うので、
勘違いしてしまわないように。
だいたい、10アール当たり、2000時間前後のようです。
一人ですれば、毎日5時間半です。
「あれ?何かできそう?」
はい、勘違いしないようにしてください(笑)。
仕事の半分以上は、収穫と出荷のためのパック詰めです。
時期は、暖房で調整はするのですが、冬から春にかけて。
この収穫時期には、規模によっては、家族総出、又はパートを雇って、になります。
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