「ぶどうが品不足です」と直売所からの悲鳴です
この夏、特にお盆や週末には
町内にある農産物直売所から、悲鳴のようなメールが届きます。
「ぶどうが品不足です」
「梨の出荷をお願いします」
「トマトも足りません」
生産者登録してある人に一斉メールが送られてきます。
朝からメールが届いているので
すでにお客さんも多く、飛ぶように売れて野菜果物が少なくなっているようです。
こんな、あれば売れる状況の時には
「この日のために作っておけば良かった・・・」
と思ってしまうのです。
・夏から秋にかけての果物
直売所にもよるんでしょうけど
夏から秋にかけては、夏休みやお盆、秋祭りなど行楽シーズンで
この時期は果物がとれます。
6月の梅
7月からの梨、桃
8月・9月のぶどう
9月からの栗
と、次々に果物が出てきます。
それ以外にも、
イチジク、スモモ、ブルーベリー、キウイ、スイカ
なども見かけます。
こういった、毎日食べるわけではなく
旅行やドライブに行った先に売ってあれば
ついつい食べたくなって、持って帰ったり贈答に使ったり
財布のヒモが緩んで、買ってもらえます。
・年1回のバクチ
果物は年に1回しか収穫ができず
収穫まで無事に育てられるか、というバクチのような作物です。
木になるものなので、苗木を植えてから
数年後にようやく収穫です。
かなり長期計画でしないといけない、ハイリスクハイリターンの農業ですね。
台風が来て、収穫前のリンゴがボタボタと落ちてしまった、
というニュースは有名だと思います。
・栽培技術と販路
果物の栽培には、時間もかかるし技術の習得も時間がかかります。
大きな産地であれば、農協などを通じて技術も販売もしっかりしているし
地元の直売所であれば、来客の多い週末の連休やお盆などに
ちょうどよく収穫できると、バンバン売れるんだろうな、と。
農業を始めたい人にとっては
時間も資金も余裕がそれほどないかもしれません。
しかし、やはり果樹農家でも後継者不足はよく聞きます。
人がいなくて、農園を縮小したり閉園したりしています。
そういった、作る人がいなくなりそうな
果樹園を譲り受けて農業を始めるのも、一つの手段かなと思ったりします。
この時期に、バンバン飛ぶように売れる果物を見ていると
ナシとか、苗木を買って植えようかなと考えてしまう筆者でした(笑)
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