新規就農相談センター8項目の解説
①農の雇用事業
農業法人などの就職に関してです。
独立して就農しようとするのとは違う道ですが、収入や独立に不安があり、
まずは就職してみようという方は検討してもいいかと思います。
②求人情報
農業法人の求人です。
多くの場合は独立の支援がないので、農業法人への就職と考えていいと思います。
農作業は存分にさせてもらえるでしょうが、
農業経営や計画に関しての知識経験は得難いと思います。
③あぐなび
該当サイトでの相談やメルマガです。
こちらは、個別に相談に乗ってもらえると思います。
④インターンシップ
別途、解説します。
⑤新・農業人フェア
東京・大阪・名古屋・札幌で開催される、農業関係者との交流の場です。
家族・夫婦でも参加できます。
求人・相談・セミナーなどが用意されているようです。
⑥農業雇用改善推進事業
主に農業法人との関係についてです。
最初から独立して新規就農する場合は特に関係はありません。
⑦経営継承支援
後継者のいない農家に、研修を受けたのちに農地や機械設備など引き継ぐというシステムです。
初期投資など金銭面が少なくなるだけでなく、農業をする基盤自体を手に入れることができます。
しかし、こちらも行政やJAの介入が多く、自由に思うような農業でない可能性が高いです。
最初のうちに、農業スタイルを十分に検討しましょう。
因みに、私も相談に行った際にこのような話を1つ聞きましたが、
後継者のいない農家側は婿養子の希望があったようです。
⑧受入支援情報
地方自治体を中心に、農業研修や住宅、技術支援、
設備費用の助成など行政による給付金があります。
研修だけなら研修計画や就農計画をきちんと作成すれば、
1~2年の生活費の一部の給付を受けられる場合があります。
ただ、就農以降も住宅や設備、技術に対して助成があると、
行政やJAなどから作物や生産量の指定があり、マニュアル化された
作業のみをすることになり、自分の采配で農業ができなくなる可能性があります。
私も、実際に就農前の問い合わせ資料で、県内の人口減少の
激しい地方の支援内容を確認すると、作物や栽培内容が限定されたものでした。
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