就農場所~最初の就農活動
どこで農業を始めるか?
先祖代々、農家をしているところは、元々農地を持っていて、
仕事のために地元を離れていても、
戻ってくればいつでも農業を始められる土地があります。
しかし、新規就農者の場合、多くは農地を持っていません。
ですから、どこで農業を始めるかを決めなければなりません。
これは一番最初でなくていいのですが、
行ったこともない、農業研修や体験でその地域を知らないという状態だと、
思わぬことがありえます。
新規就農した知人は、全国の農業研修場所を転々としたと聞きました。
多く見て回り、この地にしようと決断できるなら、
いろいろ動いてみる価値はあると思います。
個人的なことですが、私の場合です。
就農する場所(市町村)は、何回か訪れて、
有機農家で研修する話で、その地に決めました。
移住者が多く、新規就農者が多かったのも決め手です。
研修中に家や畑を探していました。
ある地域に目をつけて、空き家を探して、手直しをしつつ移り住むことに。
養鶏をすることに決めてからは、希望する地域で、
民家の近くでニワトリを飼ってほしくないという周囲の要請で、
なかなか鶏小屋を建てる場所が決まらず。
研修後、この空き家に移り住んで6か月で、その場所を諦めました。
(幸い、行政や研修先のご助力で、その地域の別の場所で、
空き家と田畑をセットで借りることができ、養鶏を始めました)
就農しようとする地域は、そこの住民の方とコミュニケーションをとり、
情報収集するべきだと思います。
新規就農者にとって、農地を選択することができるというのは、
既存農家にはない最大のカードです。
しかし、これを就農するときに最初に切らなければならないのです。
農業をするのに便利な土地か、出荷販売をするのに利点があるか、
周囲の環境・地域の住民に馴染めるか。
十分に慎重に就農場所を選びましょう。
多くの地域の都道府県・市町村へ足を運ぶことになるかもしれません。
具体的に、就農場所をどうやって決めているのか、
改めてお伝えしていこうと思います。
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